ねぇ…〜私の奇跡〜





もう終わりかなぁ??

終わりだよね…




柚 :「熱あるからさ、解熱剤入れるね」




解熱剤って
点滴?注射?



やだどっちも嫌。





柚 :「ベットに寝てちょうだい」



・・・・・・・




ベットに行かないで
座っていると…





わたしの体がふわっと
浮かんで


優にぃの顔が
わたしの上にあった。



優にぃにお姫様抱っこ
されたんだ…



わたしは優しくべっとに下ろされた。




柚 :「ぢゃあ入れるから ズボン脱がすね」




えっ
なんでズボンまで?




もしかして…


゙座薬゙!?






そうと分かった瞬間

涙がこぼれた。





柚 :「じっとしてはればすぐおわるから、がんばろ??」



心 :「ヒッうん…ッ」





柚 :「よし、ぢゃあやるね〜
ちょっと気持ち悪いからね。
はい、息吸ってーはいてー」



うえっ
気持ち悪っ


わたしの体の中に
座薬が入ってきた。





柚 :「がんばったね。今日は終わりだから、優也と病室戻っていいよ」




コクン…



喋れば
同時に泣きそうだったから

首を前にふるだけにした。





優 :「心那、行くぞー。
はやく行かないと、恋音寝ちゃうぞ」


そーだ
恋音くん♪





わたしはゆっくり
歩きだした優にぃの後ろを
ゆっくりついていった。