ねぇ…〜私の奇跡〜






柚 :「ごめんね、そんなに泣かないで…」




心 :「帰る!!」
喉は痛かったけど
ガラガラはほとんど無くなった





出口の方に歩いて行くと

カシッと優にぃに腕を
掴まれた




心 :「離してっ」



優 :「診察が終わったらな」




心 :「やだ〜帰る〜勉強〜」

と泣きながら呪文のように
唱えていたら




柚 :「心那ちゃん、今日は勉強する事許可出来ないな」



心 :「許可が無くてもやるから」



優 :「そんなこと言ったら
一晩中、監視員が付くぞ」





心 :「ぢゃあ帰って寝るから」




柚 :「まぁなにをするにしても
診察してからね〜」




私は優にぃにお姫様だっこ
されてベットに座らされた



柚 :「あーん」


優にぃに口を掴まれた
グイっと開けられる




そして薬がまんべんなく
塗られた





柚 :「はい、おしまい
あとは点滴して、熱下がったら
帰っていいからね」




心 :「やっ」



優 :「はいはい、やですね〜」





診察中に流した涙がようやく
乾いたのにぃ〜
また泣かせんのか!!








私はまた優にぃにお姫様だっこ
されて
前にも使った事があるベットに
寝かされて点滴された





優 :「熱あんのに、あんなに暴れて疲れただろ…少し寝ろ!!」





そーゆーと
優にぃは"外来あるから"と言ってその部屋から出て行った







その後すぐ
激しい睡魔に襲われて
深い睡眠に入った