「うわ~、広いですね~^^」
「迷わないでよ?」
探すの面倒だから・・・。
「あ、梓~^^」
そういって抱きつく少女。
私の親友神埼 流架(女) 僕っ娘だ。
「流架っ!!どうしてここに?」
「今日、ここに泊まるって言ったじゃん~?」
あぁ、忘れてた。犬の相手してたから・・・忘れてた。
「おやおや?隣にいる男だれ?もしかして彼氏ぃ~?」
「んなわけないでしょっ!」
誰がこんな犬を彼氏にするのよっ
「申し遅れました、本日づけで梓様の執事になりました
柴音 霧哉です^^よろしくお願いいたします(ニコッ)」
「執事?うそ・・・、梓執事作らないんじゃ・・・」
「執事にしなきゃ、死ぬって言うのよ・・・」
そう、ほんとにね・・・。
「ふーん?面白そうじゃん、僕「神埼 流架様ですよね?」
なんで、知ってんの?・・・
「なんで、知って・・・」
「彼、Aランク執事だね?」
「へ?」
「だって、金のバトラーバッチを持ってるもん」
うそ?彼の方を見ると金のバッチが光ってた・・。
「ほ、んとだ・・・」
なんで、気づかなかったんだろう・・。
それは、彼があまりにも自然だったから・・・
「分かってしまいましたか・・、でも気にしないで下さいね?」