私は、桜乃 梓・・・。
桜乃財閥令嬢、世界有数のお金持ち達のトップ
容姿端麗、頭脳明晰、通ってる学校夢崎高等学園でもトップ。
もっとも、執事など要らない私。
友達もなかなかいる、1年にして生徒会長もしている、
そんな私に、執事になりたいと申し出た男の子がいた。
その名は【柴音 霧哉】、なぜ私?
「私を梓様の執事にして下さい!!」
彼はそう言う。
「わ・私には執事など要りません。ごめんなさい」
私がそう言うのに・・・、
「いぇ、あなたがそうでも、私があなたを必要とするのです。」
意味が分からない・・・。会ったばっかの人に必要だと言われても・・・。
「申し訳ないけど、無理・・。」
そう、私に執事は要らない。
「そうですか・・・。」
おっ、諦めたようだ!!
「では、お手数おかけします」
何故か日本刀を出してきた・・・。
「あの、意味がわからないのですが・・・?」
「梓様に必要とされないのであれば、私はこの世界にいる意味が
ありません、どうか愛しい梓様の手で、私を処分してください。」
はぁ!????????
頭おかしいんじゃないの!?
「あの、処分は出来ません。」
「では、執事に「無理です!!!」
「ならば、ご処分を・・・。」
犬かっての!!
「あー、もうっ、分かった、執事にします!!!!
するから、死ぬなっ!!!!」
もう疲れた、仕方ない、もうこうしよう・・・。
「ほんとですか?ありがとうございます^^」
彼は目をキラキラさせながら言う。
「いぇ・・・・」
すごく残酷だ・・・、そして
今日私には、執事、いや犬ができた。