紙ヒコーキ。

  


 「おはよー!」
 「えりちゃんおはよーっ」

 軽く会釈をしてから席につくと
 よっさんが私のところに来た。

 「あんさ、メアド教えて?」
 「あれ?よっさんに言わなかった?
  ごめん!詩織にもらっとくね」

 そう言うとよっさんは
 分かったと言って男子の元へ
 帰っていった。


 「よっさんってえりのこと
  好きっぽくない?」
 「うちも思ったぁー!!」

 詩織と奈留がこっちにきた。

 「いや、無いでしょ!」

 私は全力で否定したけど
 2人はずっとニヤニヤしてた。