「はぁ～…」

「どうしたの茄優。最近溜息多いよ？」

「う～～ん」

「わかった。恋してるんだ？ｳﾌﾌ」

「う～～ん。っへ?!」



ﾌﾜﾌﾜの明るい色のﾎﾞﾌﾞを揺らしながら笑う由香里。

由香里みたいな子がほんとにﾓﾃるんだろうなぁ～

なんで彼氏がいないのかが謎…



って、そうじゃなくて、


「なんでそう思うの？」

「あたしは茄優のことなんでもお見通しなんだよぉ～？」

「え…」

ﾊﾞﾚてる…？ﾊﾞﾚてるのか…？

「親友に隠し事はなしだよね♪」


にこっとする由香里の笑顔はたまに怖くなる…

由香里のことは信じてるし、1人で抱え込むのも嫌だから航哉のことをすべて話した。



「…～そうだったんだ。茄優はその航哉さんのこと好きなの？」

「う～ん。わかんない」

「まぁ、急にそんなことになっても好きにはなれないよね…。でもあたし、茄優の初めての恋応援するから!!ねっ？なんかあったら言ってきて！」

「由香里ぃぃぃ～～～大好きぃぃぃ～～」


あぁ、ほんといい友だちもったあたし。


やっぱり友だちって最高だね！



それよりｱｲﾂだ。

どうしようか…