あれから2日たった。

あの衝撃な発言をした航哉とは何もない。

あの日のことは何もなかったかのように…

それはそれでありえないんですけど!!
 

由香里は一度自分から話にいけばって言ってる。

う~んそうした方がいいのかなぁ~



あやふやなのが嫌なあたしはヤツのいるクラスに向かった。

「1-E…あ、あった」

クラスの前にたつと急にドキドキしだすあたし。


な、なにドキドキしてんのよっ…

別に好きで会いに行ってる訳じゃないし…


気持ちを落ち着かせてドアを開ける。


「あ、あの~…航哉…いま「キャーー!!すっごぉい航哉くぅんっ」

あたしの声よりはるかに高く大きいギャルの声に言葉を遮られた。

こういうの、イラってするよね。


うるさい声のする方を見てみれば、すごい女の軍団に囲まれてる航哉の姿が。

なんだ。あたしのことほったらかして自分はちやほやされてるだ。



そう思うとさっきのギャルのこともあってイライラが止まらくなった。

それからは声をかけずに早歩きで自分のクラスに戻った。


「あぁ~もうなんなの!!アイツ!!ほんっとむかつく!!」

「誰がむかつくって?」

「はっ…?」

なんでいるのよ…?