「飛鳥にはもう嫌われちゃってさ、話してもくれないのよ。」
 木下サンの指があたしの頬を撫でる。
「だったら何しようともう関係ないの。」
 そう言い終わると木下サンは爪を立ててあたしの頬を引っ掻いた。
「ッ」
「まぁ、あんたならこんなことされても飛鳥には言わないでしょ。」

 木下サンは囁きながらあたしのブラウスのボタンを外しだした。
「なっ、にすんのっ!?」
 そう叫んだあたしに木下サンは冷たく笑って言った。


「あんたも飛鳥も傷ついて、ボロボロになって、壊れてしまえ。」