「誤解してるね?」
「何を、どう」
 そんな目で見ないでください、襲いたくなる。

「可愛すぎて固まった。OK?」

 そう言うと、楓の顔がぼっと赤くなる。


 あー、くそ。可愛すぎる。
 襲ってやる!

「ちょっと、来い。」
「え!?」

 楓の手を掴み、俺は適当な空き教室に入る。
 もちろん、鍵を閉めて。

「な、な、な、なー!?ど、どいうこと!?」
「慌てすぎだろ。」
 そう溜息をついてから、楓にキスをする。