キミが恋した時。


【飛鳥side】

 朝、学校に行って目が合った。
 もちろん、楓と。

 そして、悩殺、瞬殺。


「お、おはよ…」
 苦笑いでそう言ってきた楓。
「……。」
 おれ、感動で何も言えません。

「…やっぱ、変かぁ。そうかぁ、おとしてこよ。」
 何も言わない俺をどうとらえたのか楓は呟きトイレに行こうと歩きだす。

 て、まてぇ!!

「ちょっと!」
「なんでしょうか?」
 楓、目が潤んでます。