授業が始まって少ししたとき、実則サンからメールがきた。 『とってあげる。』 たった一言のメール。 その一言は明確なあたしへの宣戦布告。 チラッと実則サンを見ると、メールのことなんか気にもとめずに飛鳥と喋ってる。 いらつく。 むかつく。 明らかな敵対心があたしの中を渦巻く。 でも、今までこんな感情を持ったことがないあたしはどうしたらいいのかわからない。 負けたくない。