キミが恋した時。


「…いや。薬嫌い…」

 すねたような声。

 か、可愛い!
 

 でも、飲まさないと。
「飲んでー。」
「いや。」

 むー、頑固者め。
 仕方がない。

 あたしは薬と水を口に入れ、飛鳥にキスをする。
「っ!?」
 そのまま、口移し。

 飛鳥が呑み込んだのを確認して、口を放す。

「か、かえで…」