キミが恋した時。


 耳元で囁かれる。

 だから、その声駄目なんだって。


「え…っと」
 どういうこととは、どういうことでしょう。
「わからない?」
 飛鳥は面白そうに笑って、あたしの顎をクッと上げる。

「~~~~ッ」
 わからないこともないけど、何をされるかはいまいち…。
「俺だからいいけど、他の奴だったらねぇ。楓可愛いから。」
「いや、そんなことないし…。」


「まだ、言ってんのかよ。」
 そう呟き、飛鳥はあたしに荒く、キスをする。
「ンん!」