キミが恋した時。



 …ここか…。

 吉久クンのメモを頼りに来たのは、普通なマンション。


 えーと…、205室ね。

 その部屋の前に着き、恐る恐るチャイムを押す。


『はーい?どなた?』


 聞こえたのは女の人の声。


 え…。


 ガチャッとドアが開いて、出てきたのは綺麗な女の人。