て、会話があった次の日。
「…飛鳥休み…?」
 学校に来てない飛鳥。勇気を出して、吉久クンに聞いてみた。

「あー、風邪だってさ。」
「そぅ…。」

 寂しいかも…。

 顔に出たのか、吉久クンはニヤッと笑って、ノートをちぎり、サラサラっと何かを書いてあたしに渡した。

「飛鳥ん家。」
「え…?」
 みると、確かに何処かの住所。
「あいつ、一人暮らしだからさ、多分看病してる人いないよ?」

 行ったら?と吉久クンはニヤニヤして言う。

「…ありがと。」