「で、デートな。カワイクしてこいよ。」
…飛鳥の可愛いはどんなのなんだろう…。
「うー…、頑張る。」
あたしには、実は必殺兵器があるんだ!!
「よろしい。」
クスッと飛鳥は笑いながらあたしの頭を撫でた。
「超子供扱い…。」
「だって、楓、無性に可愛がりたくなるんだもん。」
「なにそれ。」
「んー、小動物系?」
「ねずみ…?」
そう呟くと、飛鳥はプッと吹いた。
「え、なに…?」
「いやぁー、小動物でねずみがでてくる?普通。」
え、だってねずみって小動物だよね?
「普通、子犬とか言わない?」
「それ、子動物じゃん。」

