「もっと、自信持っていいから。」

 そう言って、榊原クンはあたしにキスをした。

 優しく、包み込むようなキス。


「…ンッ…」

 熱い舌はあたしの頭を狂わす。


 というか、ここ学校!
 見つかったら、恥ずかしい!!

「…だれかに…」
「誰も見ないから。」
「ンンッ!」
 激しくて、熱くて、甘い、キス。
 友菊クンを感じれるキス。

「…ぅン…、ハッ」
「榊原サン、かわいー」
 唇が離れて、あたしの目に浮かんだ涙をふき取りながら意地悪く囁く。
「うるさい…」