「ねぇ、あたしこれ出ようと思う。」

 飛鳥と別れて早2ヶ月。
 季節は9月の最後。そろそろ文化祭の準備に入ろうとしている。

 そして、あたしの目の前にあるプリント。


「『クイーン決定戦』ッ!?」


 皐月は驚いたように声を上げた。
「…やっぱ無理かぁ。」
 こんなにビックリされたら無理と言われてるようなものじゃん。

「いや、違う違う。楓がそんなんにでることに驚いてるの。」

 皐月は慌て手を振る。
「…なんかね、実則サンもでるらしいの。」
 こないだ、教室で話してるのを聞いてしまった。