「ごめん、呼び出して。」 「ううん、いいよ。何か用事があるんでしょ?」 そう言うと林原クンは宙に視線を泳がせながら、 「ちょっと場所変えよ。屋上くらいに。」 と言う。 「いいけど…?」 若干顔が赤いのは気のせいかな…? そして屋上について林原クンはあたしと向きなおって顔を引き締めた。