キミが恋した時。


「じゃあな。」

 そう呟いて更衣室から出ようとする大好きな背中に叫ぶ。


「追いかけるからっ。飛鳥があたしをいらないと捨てても、あたしは飛鳥が好きだから、」

 息を大きく吸う。
 飛鳥に届いて。

「もう一度振り返って貰えるように頑張るから!!」