「お邪魔しましたー!」
佑佂が仕事に出かけて行った。
いつまでもここにいるわけにはいかないと思って、靴を履いた。
すると、オムツを履いた柚ちゃんと柚葵が来た。
「え~....あのさ、柚とお散歩して!」
「は?俺をコキ使う気?」
「違うしっ。ケチャップ買いたいから、お願い!」
柚葵と俺と柚ちゃんが車で出かける。柚葵は買い物、俺と柚ちゃんは柚葵の買い物が終わるまでその周辺でお散歩する、という提案らしい。
柚葵はお願いのポーズをとった。
「////いいよ」
その上目遣いに....ノックアウト!
負けました。
「マジで!?ありがとぉ~。柚がお散歩ってうるさくてさぁ」
「そっか。ちゃんとママやってんじゃん」
柚葵の娘、柚は遊びたい盛り。
柚葵も手こずってるみたい。
「じゃあ行こっか」
柚葵は黒いエプロンを脱ぎ、準備をし始めた。
「ね♪だぁれ?」
柚ちゃんは前髪を上げていて可愛い。
柚葵の目と佑佂っぽい唇が合成していて、美女間違いない。
「俺はね、柚葵ママと佑佂パパのお友達だよ」
すると、柚ちゃんは
「あたしはゆじゅ。名前は何ていうの?」
『柚』と言えてない.......可愛い。
「佐上翼」
「ツバサ、よろしくねっ♪」
「こちらこそ」
「ママとパパってラブラブだよね。だって柚の前でチューするんだよぉ?」
なぬ////
子供にまで見せびらかしてんのかよ。
「柚ちゃんは清純でいてよ?」
「ん?なにぃ・・・?」
意味は分かってないけど、そうやって言い聞かせた。
「柚ちゃん.....俺の奥さんになってくれ」
「え?結婚するのー?いーよぉ♪」
柚ちゃん本気にしちゃったか....
ま、いいか。
「じゃあ、今はツバサの彼女ね♪」
彼女って言葉知ってる時点で子供らしくねーじゃん。
佑佂、柚葵.....このままだと柚ちゃん清純じゃなくなるよ。

