「う~ん、世間的に見たらイケメンやで
けど、まり的にはおもろい人って印象が強いな」

「えっ!?
イケメンでおもろいん!?
なおさら気になってきた!!
ちょ、写メ頼むで!!」

ほな、と付け足して自分の教室に入っていった

次はっしーに会うた時は、写メ見せなアカンな…

どないしょ…

「適当に、一騎くんの写メでも見せといたら??」

あはは、と笑う、茉李亜

「アホ、んな事出来るかっ
一騎に怒られるんがオチやんっ」

バシッと二の腕をしばいた

「はは、冗談やんか~
その話題なったら、適当に交わしとこな??
茉李亜も協力するさかい」

「うん、ありがとう」

「アイドルを彼氏にすると、大変やね」

「ううん、全っ然!!
てか、自分の彼氏もアイドルやんか、いちおう」

噂によると、瑠嬉も人気あるらしいやんか

「え~、格がちゃうやん」

ちょいちょい、そりゃ酷いやろ

彼氏悲しむよ~??

「ちょ!!茉李亜!!
どゆことやねん、今の!!」

後ろから聞き覚えの、いや、聞き慣れすぎた声がして、めんどくさそうに二人は振り返った