一旦、私服に着替える為、家に帰った
着替えて下りると、買い物から帰ってきたオカンと鉢合わせた
「あら、出かけるん??」
「うん
友達の看病しに」
友達言うても、好きな人やけど
「彼氏??」
「ちゃっ、ちゃうし!!」
いきなり図星をつかれたもんやから、動揺してまう
「はいはい
気をつけてな」
ちゃう言うてるんに、いつまでニヤニヤしてんねん
「…行ってきます」
「いってらっしゃ~い♪」
オカンのやたらテンションの高い声を、背中で聞き家を出た
ナルオん家に行くまでのスーパーで、必要そうな物を買い、いよいよナルオん家へ
うっし!!
気合いを入れて、インターホンを押す
──ピンポーン


