ナルシスト男=ナルオ【続Ⅱ】


少し遅い昼食を食べ終え、クレープを食べながら人気の少ない並木道を歩く

「俊亮さんって、甘いの苦手なんですか??」

クレープ屋台に行ったのに何も頼まず、自販機で買ったコーヒーを飲んでいる彼を見つめる

「うん、あんま」

「それ、勿体ないですよ!!
人生の半分損です!!」

「そんな事あらへん」

そう言って、フッと小さく笑った

「こんなに美味しいんになぁ」

そう呟くや否や、パクリとうちのクレープをかぶりついた

うちはあまりの一瞬の出来事で硬直

「甘…
やっぱ、甘いんアカン…」

いやいやいやっ、いきなりあんな事されたらビックリするやんかー!!

しかも、勝手に食っときながらのクレームかいっ!!