まぁ、メンバーが通ってる学校やし、どないなもんか気になるんかな
──ガチャ
「あ、俊亮くん、お上がり
お布団な、あのオッサン(響)の隣やけどかまへん??」
「いや…!!
もぅ泊まらせていただいてる身なんで、どこでもかまいませんよ…!!」
「いびき、うっさいけどな」
「…はは…」
オカンのポツリ発言に、俊亮さんは終始苦笑いやった
──…
うちのベッドの隣に布団を敷く、オカン
俊亮さんがオトンの隣で寝るから、いつも隣のオカンは必然的にうちの隣になった
オカンもオトンに負けず劣らず、いびきがうっさかったりする…
「驪眞」
オカンに名前を呼ばれて、ハッと気がつく
もぅ、若干ウトウトしてたんに…
「あら、寝てる」
返事しよ思たけど、んなん言われたらしにくいやん…
「ふふ、可愛い寝顔は幾つになっても変わらんな」
狸寝入りをしているうちの頭を撫でると、オカンは電気を消した
幾つになっても、オカンの手は温かく安心する