「夏瑠くん以外の人連れてきたから、そうなんや思た
なんや、ちゃうんや
おもんな」
「意味不明やわ」
「…お兄さん??」
目をパチクリして聞いてくる、俊亮さん
「いや、ちゃいますよ
小憎たらしい弟です」
ホンマ、一騎はいちいち一言多いねんか
ちっさい頃は、あんなに可愛いかったんにな…
「ども、一騎です」
「あ、俊亮です」
ペコペコしだす、二人
「一騎デカいから、兄思たんや」
ふふ、と笑いながらオカンがリビングから夕食を運ぶ
うちも、それを手伝う
「あ、はい」
「一騎まだ、中二なんよ
デカすぎやんな、ふふ」
「バスケしてたら、こーなんの」
まぁ、確かにバスケしとったら身長はかなり伸びるな、うん