「いや~、ごめ~んね」

「うん、謝る気ゼロなんはよぅわかったわ
貸してたしCD返してくれん??
明日部活でいんねんか」

「オッケーオッケー
ちょ、待っててな」

ダダダと階段を駆け上がりCDを取り、瑠嬉に返した

「急でごめんな
まだ聞いてへんかったんちゃう??」

「ううん、大丈夫
ありがとうな」

「どいたまして
ほなまた明日な」

「うん、また明日」

瑠嬉くん、気をつけてな~、とオカンの言葉に軽く解釈し、瑠嬉は帰って行った