ナルシスト男=ナルオ【続Ⅱ】


「アカンちゅーか…
…なんてゆーんか…なんか恥ずい…」

「はっ??」

意味わからん(笑)

「ほらっ、アイドルスマイルを嫁が見てるとかっ、なんかむずかゆいねんっ」

「??
全く、意味が分からん」

すると、

「だぁー!!
しゃーから、驪眞には素の俺だけ見てて欲しいってことやんかぁ!!」

そう一人で勝手に盛り上がる

ぷぷっ、可愛い奴(笑)

「わかった、わかった(笑)」

撫で撫でする、うち

「わかってくれたらええ」

うん、実際はあんまわからんねんけどな(笑)

「ほな、風呂入ってくる」

そう言って、離れたと思うと、戻ってきて

「今日歌ったあの曲、驪眞の為の歌やねん♪
でやった♪??」

キラキラと目を輝かせて聞いた来た

どうりで、最後のイントロあたりに違和感感じたわけや…

「…うん、良かった
ありがとうな」

言えへんよ…

歌詞がメッチャ甘すぎて、かなり引いたことなんて…

鼻歌混じりにお風呂に向かった彼が、この気持ちを知る事は一生ないに違いない





…けど、やっぱ、もっかい聞いたら、本音言いそう…!!

“甘すぎてキモイ”って…(笑)




おわり