ナルシスト男=ナルオ【続Ⅱ】


それを見たみんなが、うちらを茶化す

裕「ヒューヒュー
お熱いことで♪(笑)」

胡「うらやましいわ~」

ゆ「ラブラブ~♪」

筴「見せつけんなや~」

俊「ずっこ~」

みんながそう言うから、恥ずかしくなって、逃げるように出てきた

それから、車で数十分で自宅に到着

「ただいま~
あ~、疲れた~」

バタンと亜美をベッドに寝かせると、しゅばも横になった

うちも、その隣に座った

「今日、黙って行ったりして、ごめんな??
亜美に、パパはこんなに皆から愛されてんねんで、って教えたかってん」

「そっか
んなん、かまへんけどな」

「コンサート、行けて良かった
ファンの子、ええ子やな」

みんなしてホンマ、ええ子ばっかやってん

「うん、俺もそぅ思うわ」

「隣のファンの子とか、“先にどうぞ”って帰るん優先させてくれてな
ホンマ、次会ったときは、名前聞こ思て!!」

「えぇ~、また来るん??」

しゅばが口を尖らせてる理由が、うちにはわからんくて

「何で??アカン??」

今日の勝手な行動に、怒ってんのかなと思った