「まぁ、まぁ、落ち着けて
お茶出したから、ゆっくり椅子座って話や」
しゅばに言われた通り、うちとオカンは向かい合って椅子に座った
「──で、どうしたん??
急に、置き手紙一枚で家出やなんて、らしくないやん」
さっきの一騎から電話は、それだけしかわからんかった
言いたい事は言うタイプのオカンが、何も言わずに家出やなんて初めての事やったし、理由が早く知りたいねん
「…実はな、今朝、洗濯してたら、アイツのYシャツに口紅付いとって…」
アイツ??
…あぁ、オトンか
「アイツのくせして、浮気やで?!
腹立ってしゃーないし、家出したろ思て!!
寝室に、悪口の手紙と例のYシャツ置いて来たったわ!!
焦ったらええねん、あんの禿くそ!!!!」
鬼みたいな血相になったかと思えば、ケロッといつもの顔に治り
「あ、一騎にはそういう事や言うといて~」
っと、うちに連絡を押し付けおった
軽っ!!
メッチャ軽っ!!
てか、あんなヘタレに浮気は出来んやろ
なんやかんや言うて、オカンの事愛してる訳やし
まぁ連絡はしとかなな
そう思い一騎に連絡したら、オトンがこの話を知ったみたいで、もぅ迎えに来てるんやて
行動力早すぎやろ…
オトンが来てる事はオカンには内緒にして、オトンを来るのを待った


