あの週刊誌事件の次の日
俺は仕事で東京にのテレビ局に来ていた
着いて直ぐに楽屋におる俊亮の元に直行
「おい、俊亮」
「朱刃琉、どないしてん
怖い顔して」
俊亮の隣でマンガを呼んでたさっくんが、不思議そうに聞いてきた
てか、さっくん…
何でよりによって呼んでるマンガが、少女マンガやねんな…
「何??」
ケータイを触っていた手を止めて、俺を見つめる
“何”って、お前やって週刊誌の事知ってるはずやろ
最近の芸能ニュースでも、よぅ取り上げられてるくらいやん
「驪眞の事!!」
惚けた俊亮が腹立って、怒鳴ってもうた
「あぁ~、あれな
けど、お前が付き合う前の話やんか
別にええやん
本人も許可の元、な訳やし」
知っとるわ、そのくらい!!
知っとる!!
けど…!!
「…嫌やねんもん…」
メッチャ嫌やねん…
「あははは!!
朱刃琉、可愛い~!!
よちよち~」
一部始終を見ていた胡桃が、そう言って俺をヨシヨシする
「ちょっ!!
やめろって!!」
「驪眞は愛されてんな~
羨ましいわ
けどまぁ、気持ちはわからんでもないけど、今回のはしゃーないよ
俊亮も、よぅわかってるやろうし
なぁ、俊亮??」