──…

って、なんか話長なったな

驪眞の事話すつもりが、瑠嬉と夏瑠の話になってもうてた

ええ奴やろ??

「あぁ~、泣いたわ~
葵ちゃんに、感想メール送ろ
って、どないしたん??
ジーと見て」

「いや、入学式ん時、駅まで道教えてくれて、ありがとう」

いろいろありすぎて、言いそびれてたわ

「入学式…??
えぇ?!
あれ、しゅばやったん!?
髪の毛!!」

「うん、黒」

言うても、あん時より少し明るなっただけやけどな

「今までわからんかった~」

「…さよでっか…」

俺はお前やって、直ぐわかったんに…

まぁ、こういう感じやんな、驪眞は

それも含めて好きなんやけど

「好きやで」

なんか、言ったみたくなった

「…うん…」

顔を茹で蛸みたにして、驪眞は俯いた

可愛いわ

俺、コイツにかなり溺れてる

ずっと隣におってや


朱刃琉sideおわり