いつも朝倉さんの隣におる軽音部の、雲雀くんやったよな??
「ん??
これ欲しいん??」
ホンマは、喋り掛けられて結構嬉しいねんけど、クールにおらんとアカンから素っ気なく返事した
「うん♪
って、いやいや俺はオカンの愛妻は弁当があるやろ!!
アホな考えやめんかい!!」
一発、パチンとほっぺを叩く、雲雀くん
アカン…!!
メッチャおもろすぎっ…!!
「…ぷっ!!
ぶぁははは!!」
おもろすぎて笑いが堪えきれんかった俺は、キャラとか忘れて一人で大爆笑
「愛妻弁当って、瑠嬉マザコンやんけ~!!」
「キモいぞ~!!」
そう言って周りに居た男子も、ゲラゲラと笑い出す
「キモイ言うなや!!
俺は真剣や!!」
「朱刃琉もこっち来いや」
バスケ部の春日くんが、一人の俺を呼んでくれた
「あ、うん
…ええん??」
「おぉ、来いって
遠慮すんなや!!」
周りの男子も快く誘ってくれて、ホンマ嬉しかった
瑠嬉や夏瑠には、ホンマ感謝してんねん
そっから知ったことは、俺が芸能人やから話かけずらかったらしい
この日から、俺の憂鬱やった学校生活が、待ち遠しい学校生活に変わった


