休み時間には、また集まり質問攻め
あぁ~アカン~疲れる~
友達欲しい…
ええな~
朝倉さんは、仲良さそうな友達が3人もおって…
あぁ~あ、やっぱ、俊亮と一緒の高校行きたかったな…
とか、今更後悔の念が押し寄せる
「朱刃琉くん、隣よろしくな」
「へっ??」
なんや、名前も知らん子にそんな話されてビックリした
「隣変わってもろてん♪」
「あぁ~…そうなんや」
せっかく授業中は騒がれんで済む思てたんに…
それに、朝倉さんにあん時のお礼も言いたかったし…
彼女はと言うと、俺から反対側の席になっていた
それから、なんとか話かけようと試みたが、俺が近づくと何故か怪訝そうな顔をする
何でや…??
俺なんかしたんか??
あれから早退したが、その事が頭に過ぎる
考えてみたも思い当たる節もなく、昼から学校に来た
みんな友達と一緒にお弁当食べてて、楽しそうやな
“アイドル”っていう壁があるせぇで、友達が未だに出来んかった
そんな時、さっきコンビニで買って来た物を食べようとしたら
「あぁ!!
それ新発売の…!!」
キラキラと目を輝かせながら、俺の手に握られているパンを指差した