不器用恋愛





『あたしは進学かな〜まだ学校決めてないけど』




うちの学校は工業高校。


男と女の割合は9:1。


体育祭なんかは
女子ハンデ当たり前で
体育会系のあたしには
何か物足りなく感じる。


男の大半は就職。


しかも県外。



高校2年生のあたし達は
まだまだ真剣に考えきれていない。



先輩達は部活を引退し
すでに就職活動を始めている。



「俺も進学かな〜」



遠くを見てそう呟く恭ちゃんに
あたしはビックリした。



予想外の言葉だったから。