私は高校の授業で
日本史を選択している。
だから
日本のことしかわからない。

でも
私たちが言っている
『時代』とは
いったいなんだろうと
私は思っている。

『時代』が過ぎることで
たくさんの進歩を遂げてきた日本。

戦後の頑張りで
今の日本があることは確かだ。

私が習った歴史では
縄文時代
弥生時代
といった不便に思われる時代がある。

でもよく考えてみてほしい。

本当に今の時代のほうが便利なのだろうか。

確かに冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、車、飛行機、
電車、洋服、靴、かばん
など
古代ではなかったであろうものが
たくさんできてきているのは事実だ。

近くにはコンビニがあって
たくさんのレストランがあって
きれいに舗装された道路がある。

確実に過ごしやすい社会なのである。

しかし、
それに引き換えて
失ったものは多いのではないだろうか?

たとえば
人間特有の「勘」。
現在では鳥、虫、犬などに
あるといわれている
自信を予感したりする「勘」。
昔には
人間も持っていたという説がある。
しかし、
便利になるにつれて
人間は自分で何もしなくなった。
だからなのだろうか?
人間にそのような「勘」は
なくなってしまった。

それだけではない。

何よりも大切な
「人とのかかわり」
を失ってしまった。

今でももちろん
関わることはあるだろう。
ピンチの時は
周りの人と協力することができる。

でも昔は
普段から協力して生きていた。
争いもあったが
それでも関わり合っていた。

それが今はどうだろう?