愛してると言って。






「てかさ。授業じゃなくて、学校…サボらねぇ?」

「…なんでよ。」

「いや、別に。いやならいいけど。」

「……別にサボってもいいけど…。」

「じゃ。決まり。」



琉衣は起き上って、ベットからおりた。

そして、あたしを指さして笑った。

「…共犯者。」


……………。


あたしも仕返し。

「主犯。」

琉衣を指さして笑う。




あたしの長くて黒い髪と。
琉衣の茶色い髪と。
薄いピンクのカーテンが風で揺れた。