愛してると言って。




「え……。」

眠っていたのは超美形男子。

こんな人、学校にいたっけ…?

あたしはまじまじとその人を見た。


茶色の髪が風になびく度にきらきら反射して光る。

どこから見ても、かっこいい。

ネクタイが、赤だから一年生だろう。

あたしの学校は学年ごとに、男子はネクタイ、女子はリボンの色が違う。


「俺のこと、襲うつもり??」

眠っていたその人が口を開いた。

「ぎゃっっ!!!」

眠ってたと思ってたから、驚くのもあたりまえ。