廊下の光景を見て、私はここに来たことを後悔した。 そこには、女子に囲まれた、白谷泉がいた。 「うわ、白谷泉だ。すっごいねー」 桜の言葉を聞きながら、私の心臓はとても速く動いていた。 同時に、冷や汗が伝った。 アイツ、あんなに人気があったの? まさかあんな… 女子生徒がそろって、叫ぶなんて…。 とんでもない奴と関わってしまったと思い、放心状態になってしまった。