百合がそのまま寝てしまったので、服を着せてやり、布団を掛けた。


そして、服のポケットから今日百合の選んだリングを出した。



そしてベッドに座り、煙草を吸っていると百合が起きた。



初めて名前で呼んでくれたと、嬉しそうに笑う百合。


照れくさくて空耳だと言う俺。



リングを渡すと百合は、また涙を流した。



泣いてばっかだな。


百合はいつも泣いてばっかりだ。


でも、そんな百合を俺は愛しているし、百合もこんな俺を愛してると言ってくれる。



素直になれない俺だけど、これからもそばにいてよ…。