放課後、B校舎裏の桜の木の下に僕はいた。 他の桜はまだ、三分咲きぐらいなのに、こいつだけは、もう満開だ。 特に日当たりがいいとかではないのに…。 不思議だな…。 僕は、背中を木の幹に滑らせながら腰を下ろした。 そして、鞄の中から、ルーズリーフを出し開けた。