「た、たけ……いや、み…みつ…み…みつ…みみ…み…ふっ〜………。」 情けない…名前すら呼べなくなってきた…。 伝えたい言葉は…喉から出てくれる気配はなかった。 「潤君は…、草食系か〜。」 と、こてっちゃんが両手を広げ、首を傾げると、 「いや、こてっちゃん、美月の事…想ってないのかも…。私に惚れた?私、潤君ならいいよ!!」 と、柚姫さんは僕の腕を引っ張り抱き寄せた。