「その後、こてっちゃんに電話して便宜をはかってもらえないかって、お願いしたの。私も蔵邨だったんで、仲良くしてくれた、こてっちゃんなら、力を貸してくれるかなって。」 柚姫さんが、そう言うと、 「私は、受験できるようにしただけ…。合格したのは、潤君の実力。命を大切にする行為は、勉強ができる云々よりも大事だから…。課題を出す時に言ったでしょ?色々応援しているって。」 と、こてっちゃんが笑う。