「さあ、畠山君…。」 美月ちゃんのか細い声。 僕も、桜の花びらが舞う中で手を伸ばした。 そして、どちらからともなく手をつなぐと僕は立ち上がった。 すると僕達二人の距離が近くなり、体が熱くなるのを感じた。