―あなたは生きたいんでしょ?
あぁ…生きたい。
生きて守りたいやつがいる。
―強く願って…。願いは力になるから…
生きたい…生きてぇよ…
そう願った瞬間ー…
ピカアァァ!!!
光が見えた。
そこから誰かが手を差し延べる。
あれは…………
「アメ…リア………」
白い翼をはためかせ、温かい光とともに手を差し延べるアメリアがいた。
あぁ…本当に………
聖女……いや女神のように見える。
「大丈夫…大丈夫だから…」
いつも無愛想なのに、こんな時だけ優しく笑うあいつに俺は手を伸ばす。
これは俺の願望なのかもしれない。
手が触れ合った瞬間、光が視界いっぱいに広かった。


