光輝のわたしに対しての思いはどんなものなのだったのだろうか? 彼女と手を繋いで校門を出て行こうとしている光輝の広い背中を遠巻きに見ていた。 ただ……世話好きの、まるで母親のような存在。 忙しい母親の穴を埋めるだけの存在でしかなかったのだ。 「バカみたい」 大好きだったあの笑顔は、今は彼女にだけ向けられている。 光輝の目には、彼女しか映っていない。