春風-しゅんぷう-

「・・・!!」



その少年は、かなりの美形で一瞬見とれてしまった。
すると、社は少し微笑み、




「すみません。勝手に水やりしちゃって」



社は私に近づき、ジョーロを私に渡す。


「花って綺麗ですよね」




「へっ?」



驚いた。


高校生の口から、しかも男子から『花が綺麗』という言葉を聞けるとは思わなかった。



「では。さようなら。先輩」



社は、微笑みながら去って行った。




「何・・・?あの子・・・」