今日も僕は嘘をつく。

優しい言葉で嘘をつく。

自分を偽って、君を騙して、たどり着く先にはいったい何があるのだろう?

未来は見えない。

今さえあればそれでいい。

嘘ってそんなにいけないものだろうか?

たとえ許されないことだとしても。

君の笑顔が見られるのなら。

僕はどんな嘘でも突き通して見せよう。

それがどれだけ罪深いことだとしても。

君のそばにいられるのなら。

どんな罰にも抗おう。

僕をつくる99%が嘘で塗り固められたものだとしても。

君を想うこの気持ちだけは。

紛れもない、真実だから。

どうか君は笑っていて。

それだけで僕は満たされるから。

いつか僕の嘘があばかれる日が来たとしても。

君は君のままでいて。

それは僕のわがままだけど。

嘘だらけの僕の、唯一の本当の願いを。