「潤……、」


「あ、コンビニとか行く?」


あたしはこの話をしたくなくて違う話をゆいにふった。


「…ゆいはいいや」


「そう、
てか場所どこだっけ?」


「えと、統進じゃなかった?
てかちゃんと読んだ?」


「あはは、読んでないや」


「潤てバカだよね。
学生んときと変わらない」


「バカにしないでよね」


すると前方に学校が見えてきた。

…なつかしい。

卒業してから何度も何度も、来た。
けど、愛がいるとわかった日から来てないとなるとすごくなつかしい気がする。


「あ、みんな集まってるっぽいよ?」


ゆいがシートベルトを外しながら潤に話しかける。


「本当だ、早く行こ」


あたしも急いでシートベルトをはずして、エンジンを切ってゆいと一緒にみんなの元へと走り出す。