【短編】彼女の瞳に映る世界


「ま、まさか、ストー…「ちがう」」

ストーカーなんかと誤解されるなんて、心外だ。

あれは行き過ぎた好意を持った相手することで、どちらかと言えば僕より町田さんの方がなるんじゃないかと思う。

「僕は、ただ純粋な興味だよ」

「興味?」

「人間の視野は約200度。草食動物なんかそれ以上、真後ろまで見渡せる。まぁ、これは敵をすぐ発見して逃げるためだけど。それに比べたら僕ら人間はたった200度なんだ。そんな狭い視野を町田さんはもっと狭くしてると思うんだ」

「…えっと、中川君って頭良いんだね…?」

「周りからはよく頭が固すぎるって言われる」

「つまり……どういうこと?」

「町田さんの瞳には、竹本君しか映してないんだよ」